賞味期限、消費期限はともに加工食品に表示されています。
農産物や生鮮食品に表示義務はありません。
では、賞味期限と消費期限にはどのような違いがあるのでしょうか。
賞味期限は「おいしく食べれる期限」
比較的長期保存ができる食品に記載されます。
- レトルト食品
- ペットボトル
- スナック菓子 …など
賞味期限が3ヶ月以上あるものは「年月」表記になっていることもあります。
数日過ぎたくらいでは食べてもほとんど影響はないと思われます。
その際注意しなけれいけないのが保存方法です。
- 未開封であること
- 表示されている保存方法を守っていること(温度、湿度など)
冷蔵庫保存しなければいけないものを常温で置きっぱなしにしていたらもちろん劣化が早くなります。
きちんと保存方法を確認しておきましょう。
消費期限は「安全に食べられる期限」
劣化するスピードが速い食品には「消費期限」が記載されます。
消費期限は過ぎたら食べないほうが無難。
- お弁当
- サンドウィッチ
- 和菓子
- ケーキ …など
早く食べなきゃ腐ったり食中毒を起こしたりしそうなイメージがある食品と思ってもらえば良いです。
消費期限は当日中や翌日まで、長くても5日程度。それ以上日持ちするものは賞味期限がつけられています。
もちろん、保存方法は守りましょうね。
賞味・消費期限の提示が免除されるもの
加工食品には基本的に賞味期限か消費期限のどちらかを表示するのは義務ですが、例外で表示が免除されることもあります。
- 表示スペースがないもの
- 品質の変化がすくないもの
表示スペースがないもの、というのは包装パッケージなどが30㎤以下のものを指します。
たとえばチロルチョコ。あれだけ小さいものひとつひとつに書く必要はなく、大箱にひとつまとめて書けばOKとされています。大箱は30㎤より大きいので印字スペースを確保できますよね。
また、品質の変化がすくないものとしては塩や砂糖、酒類、アイスクリーム類などがあります。
家にある塩の容器に賞味期限が記載されているか、確認してみてくださいね^ ^
まとめ
保存方法をきちんと守り、賞味期限・消費期限内に食べるということは食品を美味しく食べられるのはもちろん、食中毒を予防することにもつながります。
期限を守ることは自分たちで安全を確保し、危険を防げることです。
自分や家族の体調、健康を守るためにも意識しておきたいものですね。