「食品がいたむ」の漢字には“傷む”が使われます。
“痛む”と“傷む”の違いはわかるよ〜というあなた…!
食品には“傷む”の他にもうひとつ言い方がありますよね。
そう、“腐る”です。
- 食品が傷む
- 食品が腐る
この違いは説明できますか?
「食品がいたむ」痛む?傷む?どっちの漢字を使うの?
食品が腐敗していく状態を“食品がいたむ”と言います。そのときに使用する漢字は痛む傷むどちらが正しいのでしょうか。さっそく結論から…「食品が傷む」が正解です!「痛む」と「傷む」にはどんなちがいがあるの...
食品が傷む?腐る?なにが違う?
食品が傷む
「食品が傷む」とは、美味しく食べられなくなった状態を指します。
文字のとおり「傷がついた」状態、外的要因があります。
- 食品を落とした
- カビが生えた
- 菌が付着した …など
傷んだところを取り除けば、のこりの部分は食べられる場合もあります。
食品が腐る
一方で「食品が腐る」とは、食品が食べられる状態ではなくなったということです。
基本的には年月が経って劣化したときに使います。
- 腐敗が進んでいる
- 食中毒菌が繁殖している …など
その食品自体がダメになってしまった状態です。
温度管理や保存状態が悪いところで放置しすぎて食べられなくなったときには“腐る”を使います。
傷むが外的要因なのに対して、腐るは内側もダメになっているということ。
食べたら体調に影響が出る場合もあります。
食中毒になりたくないですよね。もったいなくても捨てましょう!
傷んでいる食品と腐っている食品の見分けはできる?
この状態は…どっち…?
という場面があるかもしれませんが、その見分けはとてもむずかしいですよね。
傷がついた部分(外的要因)から菌が食品全体に広がり腐る場合もあるため、“傷む”と“腐る”の線引きは曖昧です。
その境界線は私たちの目ではわからないことがほとんど。
“傷む”の漢字には腐るという意味もあるので、一概にまちがいとは言い切れません。
つまりどちらを使っても問題はなく、わからないなら“傷む”を使っておけばいいだろうという感じです。
まとめ
傷んだ食品、腐った食品。
どちらも健康にはよくないのでもったいなくても食べるのはやめておきましょう。
「傷む→腐る」という順番をイメージしておくとわかりやすいかもしれません。
知っておくとちょっと賢くなれた気がしますよ^ ^
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