田舎の庭先で見かけることも多かったびわ。
近くの山で実っているびわを持ち帰った経験がある人もいると思います(私です)
いつの間にやら、びわは高級食材の位置付けになっていました。
そんなびわですが、コンポートかジャムくらいしか食べ方がわからないというのが本音…
なぜ高級食材と言われるのか、そしてアレンジレシピを探してみました。
びわ(枇杷)について
初夏が旬です。5〜6月頃になるとスーパーでも見かけるようになります。
びわ(枇杷)の名前は楽器の琵琶に由来しているとされています。形が似ていますね。
びわは高級食材!?
びわって買うと結構高いんですよね。
田舎育ちの私にとってはご近所からもらうものでした。窃盗になる場合があるので、かならず持ち主に確認してくださいね。
傷みやすいため丁寧に取り扱う必要があります。
強く持つと変色したりするので、やさしくしてあげてください。
保存には向きません。消費期限は2〜4日程度です。
すぐに食べましょう!
大量にあるから保存したい!という時はコンポートやジャムに加工してくださいね。
また、びわの種を撒いてから10年くらい経たないと食べられる実をつけません。寒さに弱く比較的あたたかい地域でしか実らないそうです。
そして家庭栽培の場合は鳥とのたたかいも繰り広げられます。美味しいものは争奪戦です(笑)
とにかく優しく扱わなければいけないことや、傷みやすく美味しく食べられる時期が短いことなどから高級食材とされています。
種子や未熟な果実は要注意
未熟な果実には天然の有害物質(シアン化合物)が多く含まれおり、食中毒を引き起こす危険性があります。素人が山で見かけたものを採ってくるのはやめましょう。
熟したびわでも、種子には有害物質が含まれます。食べるには注意が必要です。
きちんと調理できる自信がない場合はやめておくのが無難です。
熟した果実は安全に食べられますので、安心してくださいね^ ^
びわは和の食材?洋の食材?
びわと言うと“和”のイメージがありませんか?
もともとは中国から入ってきたびわ。現在のような大玉で果肉の多いびわが栽培されるようになったのは江戸時代の頃です。
皮を剥いてガブっとかぶりつくと美味しいですよね。
しかし、コンポートやゼリーなどどちらかというと“洋”のデザートにアレンジされがちです。
和だけど洋のアレンジが似合う食材です。
保存に向いていないびわも加工することで長持ちさせることができます。
びわを使ったレシピ
マンネリ化しがちなびわのアレンジ。
今回は次の4つを紹介します。
- びわのコンポート
- びわドレッシング
- びわの四川風炒め
- びわの天ぷら
定番!びわのコンポート
とりあえず困ったらコンポートです。
簡単でぜったい美味しい。
パンに乗せたりパイにしたりヨーグルトにトッピングしてもいいですね^ ^
びわのドレッシングで季節感を
初夏を感じるサラダを作ってみるのはどうでしょう?
びわのきれいな色が映えるドレッシングです。
おかずに変身!びわの四川風炒め
果物なのでデザートにアレンジしがちですが、おかずにもなります。
酢豚に入っているパイナップルが好きな人はぜひ試してほしいレシピです。
料亭の味!びわの天ぷら
衣をつけて揚げちゃいます!
びわの甘さでスイーツ感覚で食べられるので特に味付けをしなくてもOKです。
和風に食べたければ天つゆ、中華風や洋風なタレと合わせてもいいでしょう。
料亭のコース料理などで提供されることもあるようです。おうちで真似してみてくださいね^ ^
種をくりぬいた部分に魚のすり身などを詰めても良さそうです。
まとめ
身近な果物だったびわも今や高級食材。
しかしびわの木があるご家庭にとっては毎年消費に励むことになりますね。
保存が効かないので、お裾分けしたりコンポートにしたりと意外と大変なのです(笑)
一味違ったアレンジレシピも探してみて、あたらしいびわの可能性を見つけてくださいね。