成長に伴い出世するように、と門出やお祝いの席でよく使われる出世魚。
出世魚にはどんな魚がいるのでしょうか。
出世魚とは
成長するにつれて名前が変わる魚のことを“出世魚”と呼びます。
昔の日本では、元服(成人の儀式)や有名になると名前を変える風習がありました。
- 鰤(ぶり)
- 鱸(すずき)
- 鰡(ぼら)
今回はこの3つの魚について見ていきましょう。
鰤(ぶり)
ツバス→ハマチ→メジロ→ブリ
大きさが80cmになるとブリを名乗れます。
名称は地域によって異なるため、必ずしもこの名前とは限りません。
上で紹介したのは主に関西で呼ばれている名前です。
ブリの養殖が盛んな西日本の「ハマチ」の名称で広まったと言われています。
鱸(すずき)
セイゴ→フッコ→スズキ
夏を代表する高級魚であるスズキ。
スズキは釣り人には“シーバス”と呼ばれることもありますが、これは同じものを指しています。
60cm以上の成熟魚がスズキです。
鰡(ぼら)
オボコ→イナッコ→スバシリ→イナ→ボラ→トド
実はボラも出世魚。
50cm程度のものが多いです。
臭みが強く食べにくいイメージがあります。
ボラの卵巣を加工した“からすみ”のほうが身近かもしれませんね。
まとめ
今回紹介したのはブリ、スズキ、ボラの3つですが、他にも出世魚はいます。
また、地域によって呼び名がちがうことも多いので旅先の魚屋さんで聞いてみるのもおもしろいですね^ ^