節分の恵方巻きは“ある方角”を向いて食べると良いとされていますよね。
2023年の方角は南南東です。
その方角は毎年変わります。
では、どうやってその方角が決められているのでしょうか。
恵方巻きの方角の決め方
歳徳神(としとくじん)がいらっしゃる方角を“恵方”と言います。
歳徳神はその年の福徳をつかさどる神様で、そちの方向を向いてものごとを行うとうまくいくとされています。
その恵方は毎年テキトーに決めている訳ではありません。
法則があります。
4つの恵方を5年で
- 甲(きのえ/こう):東北東より少し東
- 庚(かのえ/こう):西南西より少し西
- 丙(ひのえ/へい):南南東より少し南
- 壬(みずのえ/じん):北北西より少し北
中国では方角を24に分けて考えるため、甲の方角では“東北東より少し東”のようになります。
日本の節分では“少し東”の部分は省略されることがほとんどです。
この4つの方角を東→西→南→北→南の順番でひとつの周期になります。
中国の方角で言うならば甲→庚→丙→壬→丙となりますね。
西暦の下一桁をチェック
5年周期で方角がまわってくることがわかったので、西暦の下一桁を見れば今年の恵方がどの方角なのか調べることができます。
- 0または5:庚:西南西
- 1または6:丙:南南東
- 2または7:壬:北北西
- 3または8:丙:南南東
- 4または9:甲:東北東
2021年の恵方は南南東でした。人気アニメ「鬼滅の刃」に影響されて鬼殺隊になった子どもたちも多かったことでしょう。
スーパーで今年の恵方巻きは南南東のアナウンスが流れた時に近くにいた小学生の男の子が「次は南南東!南南東!」と某カラスの真似をして不覚にも笑ってしまった
— みりん (@tiemirin) January 13, 2021
まとめ
恵方は恵方巻きだけでなく、初詣でも使われます。
自分の家からみて恵方の方向にある神社でお参りをすることを“恵方参り”と言います。
初詣の願いごとも、節分の願いごとも、どちらも叶うといいですね。
【節分】恵方巻きを食べるときのルールとは
鬼はそと!福はうち!そんな節分の行事食といえば恵方巻き。もともとは関西の文化ですが、某コンビニエンスストアが全国に広めたと言われています。恵方巻きを食べればお腹いっぱいになりますよね。節分の日の献立...